セミコロン(;)
セミコロン(;)についての説明です。
セミコロンの使う場面
主にカンマより大きな区切りと、独立節同士の接続で使います。
カンマより大きな区切り
通常、項目の区切りにはカンマ(,)が使われます。しかしカンマよりも大きな区切りな必要なときにセミコロンを使います。
例1
WHEN PERMITTED BY LAW, GOOGLE, AND GOOGLE'S SUPPLIERS AND DISTRIBUTORS, WILL NOT BE RESPONSIBLE FOR LOST PROFITS, REVENUES, OR DATA; FINANCIAL LOSSES; OR INDIRECT, SPECIAL, CONSEQUENTIAL, EXEMPLARY, OR PUNITIVE DAMAGES.
(引用元:Google Developers、2023-02-14閲覧)
例1の構造を表すとこうなります。
- ... WILL NOT BE RESPONSIBLE FOR
- LOST PROFITS, REVENUES, OR DATA;
- FINANCIAL LOSSES; OR
- INDIRECT, SPECIAL, CONSEQUENTIAL, EXEMPLARY, OR PUNITIVE DAMAGES.
節同士の接続
節同士の論理的な接続にセミコロンを使えます。
まず「節」とは主語と述語動詞が含まれるかたまりのことです。そういった節同士を何らかの論理的な関係(順接、逆接など)で接続するのに使います。
例2
The Dart SDK is bundled with Flutter; it is not necessary to install Dart separately.
(引用元:Flutter、2023-02-14閲覧)
日本語では馴染みのない用法なので、使い方がはっきり分からない場合は使用を避けたほうがよいでしょう。2つの文に分けて接続詞(and、butなど)でつなぐことを推奨します。
関連資料
- Google developer documentation style guide
- Microsoft Style Guide
- Red Hat Technical Writing Style Guide