単位
単位の表記についての説明です。
数と単位の間のスペース
数の後に単位が付く場合、スペースを入れます。可能であれば、スペースは、改行されないノンブレーキング・スペース(UnicodeでU+00A0)を使います。
例1
8 GB RAM or more
(引用元:Android Developers、2023-02-24閲覧)
例2
Category A CBSD: 150 km
(引用元:Google Cloud、2023-02-24閲覧)
ただし、次の記号の場合はスペースを入れません。
- 通貨
- 例:$50、€35
- パーセント
- 例:18%
- 角度
- 例:90°
単位が付く数の範囲
単位が付く数の範囲の場合、それぞれの数に単位を付けます。また、ハイフンではなく「to」を使います。
例3
This series offer at least from 14 GB to 28 GB memory per vCPU.
(引用元:Google Cloud、2023-02-24閲覧)
範囲については下記の項目の参照してください。
大きな数の省略
端的に表現したい場合などに、大きな数を省略する記号が使えます。
「k」がthousand、「M」がmillion、「B」がbillionです。数と記号の間にスペースは入れません。
なお、小文字の「k」ではなく大文字の「K」が使われる事例もありますが、本スタイルガイドでは「k」とします。
例4
Up to 10k reads or 5k writes (exclusive) per second per GB (items < 1KB).
(引用元:Google Cloud、2023-02-27閲覧)
例5
Nearly 40M registered users making 10B monthly requests
(引用元:Google Cloud、2023-02-27閲覧)
主要ITスタイルガイド間の相違
GoogleやAppleではthousandに「k」を使うとしていますが、Microsoftでは「K」を使うとしています。本スタイルガイドでは「k」としています。
関連資料
- Google developer documentation style guide
- Microsoft Style Guide
- Apple Style Guide